
Alconostについて
Alconostのサービスは、「IT企業の海外展開を支援する」というミッションに基づいて、翻訳・ローカライズサービスのほか、多言語での動画制作、マーケティング・広告運用など幅広いサービスを提供しています。
これまで、個人開発者から、マイクロソフト、カスペルスキー、バイトダンスといった世界のトップブランド企業まで、幅広いクライアントから支持をいただき、合わせて1,500以上のローカライズプロジェクトや1,000本以上の動画制作サービスなどを提供してきました。
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ローカライズといえば、文字を翻訳して入れ込むだけ、と思われがちですが、ローカライズの品質を向上させるのに欠かせないローカライズテストというプロセスも含まれています。この記事では、ローカライズテストとは何か、そのプロセスや重要性などについてご紹介します。
ローカライズテストとは?
ローカライズテストとは、翻訳されたアプリ、ゲーム、Webサイトなどで、訳語がきちんと表示されているか、訳語に問題がないかを確認することです。 ローカライズテストでは、日付や時間の表記、UI要素、通貨、測定値、句読点、改行などもチェックされます。
ローカライズテストは、アプリやゲームのローカライズ版がユーザーに提供される前に製品内のテキスト要素に含まれる意味的および技術的な誤りを特定して排除するのに役立ちます。
似たような言葉に、LQT(ローカライズ品質テスト)とLQA(ローカライズ品質保証)がありますが、両者はほぼ同じ意味を持つものの、若干の違いがあります。 LQAは一般的にはテスターがローカライズされた文字列を元の文字列と比較するものですが、LQTはそれよりも製品内部のローカライズをチェックすることを指しています。
ローカライズテストと機能テストの違い
どちらのテストを最初に終えるべきでしょうか? 機能テストとローカライズテストの両方を同じ人員に割り当てられるのでしょうか? これら2種類のテストがどのように共存しているのか、両方の役割に適した優秀なプロを雇う際にどんなスキルを求めるべきかを説明します。
機能テスト
機能テストは、各アプリケーション機能の適切な動作を確認するものです。 機能テストでは、Webサイト、ゲーム、アプリが事前に定義されたパフォーマンス基準に照らしてチェックされます。 簡単に言えば、この種のテストではアプリまたはシステムが技術的な要件に沿って機能しているかどうかが調べられます。
機能テスターには確かな技術的経験を積んでいます。 高いスキルセットのほか、この種のテスターには細部への注意力とプロジェクト管理スキルが求められます。 ただし、製品の背景情報やターゲット市場の文化的側面を細部まで掘り下げることは求められていません。
ローカライズテスト
ローカライズテストは機能テストとは異なり、技術的な作業というよりも、慎重に内容を読み、それがどのように認識されるかをチェックするものです。
この種のテストは、あらかじめ決まった台本を使用して製品を調べるか、使用中の製品のスクリーンショットをチェックする形で実施されます。 ローカライズテスターは主に次のような不具合を探します。
ここまでの内容をよくお読みになった方は少し混乱しているかもしれません。 上記リストの最後の項目は、機能テストで対処すべきバグのように思いませんか? そうです。そこがまさに機能テストとローカライズテストが交差する部分なのです。 しかし、ローカライズテストのみに頼ることはおすすめしません。
ローカライズテストは機能上のバグを発見するのに役立ちますが、ローカライズテスターにはコードを変更する技術的経験がありません。 逆の場合も同様です。機能テストはどんな製品のローカライズ版にも不可欠なものですが、機能テスターが翻訳先言語を熟知しているネイティブスピーカーでないことは一般的です。 従って、ローカライズのチェックを行うネイティブスピーカーがいなければ、製品をターゲット市場の消費者に使ってもらう準備ができているとは言えません。
端的に言えば、機能テスターはローカライズテストをうまくこなすことはできず、ローカライズテスターは機能テストをうまくこなせません。これら2つの業務には以下の表のように異なるスキルセットが求められるためです。
そのため、費用を最小化することに注力しすぎないようにしてください。ご覧のように、機能テストとローカライズテストは製品の別々の側面をチェックするものだからです。 ですから、両分野の専門家が得意とするものは異なっています。 翻訳先言語のネイティブスピーカーは、皮肉などの詳細な意味合いや、道徳的に正しいジョークといった詳細な文化的差異をもっともよく理解しています。
自動化、AI、ローカライズテストサービス
機能テストでは自動化と手動操作を組み合わせることが一般的であり、自動化したテストを作成して作業を高速化することが推奨されています。 定型作業を単純化する便利なツールもローカライズでは広く使われています。 用語集、コンピューター支援翻訳(CAT)ツール、翻訳管理システム(TMS)は、翻訳者が最初に行う作業の大部分を支援します。 しかし、ローカライズテストの場合はそう簡単にはいきません。作業の大部分を行うには、ターゲットとする文化に属する翻訳先言語のネイティブスピーカーが必要になります。
AlconostのローカライズチームリードであるAnya Zanevskayaは、ローカライズテストへのAIの導入について次のような意見を述べています。
「自動化というものはどこからともなく現われたデータを基にしているのではなく、その裏では今も人間による入力が行われていることに留意する必要があります。 AIに機能上の不具合を検出して報告するように訓練することは可能かもしれませんが、プロジェクトの言語的側面を考慮すると、全体像を把握して背景情報を認識できる注意深いネイティブスピーカーを参加させるのが現時点でも最良のシナリオです。 実際、弊社はいくつかのプロジェクトでAIベースのテクノロジーを使用していますが、そこでも最終結果をブラッシュアップするネイティブスピーカーの編集者を常に参加させています。 これらを考慮すると、現時点ではローカライズテストで人間をAIで置き換えることは不可能だというのが私の考えです」
ローカライズテストはローカライズのワークフローで最後のステップとなるものですが、公開前の翻訳に最後の仕上げを加えているのは人間です。
自動化の主な目的は、作業を単純化してお客様の支出を減らすことです。 しかし、実際にはお客様がローカライズとローカライズテストを準備する段階で支出をカットすることは可能です。
ローカライズテストの準備方法
準備を省略してはならないとは言いませんが、 ローカライズテスト会社は一般的にローカライズテストサービスに対して時間料金を設定しているということを考慮すべきです。 ローカライズ品質保証テスターがダイアログのある1つの画面をチェックするのにゲーム全体またはアプリ全体をしらみつぶしに調べなければならない場合、余計な時間に料金を支払うことになります。 事前に作業を単純化することで、コストを節約できるのです。
ローカライズテストを外注すべき3つの理由
ほとんどのサービスに当てはまりますが、自分が高いレベルで処理できないことは、必要なソリューションの適切な専門知識を持つ個人や企業に任せるのも1つの方法です。
1.適切な経験を持つネイティブスピーカー翻訳者
ローカライズテストを言語サービスプロバイダーに発注すると、テストは最初に翻訳先言語のネイティブスピーカーのプロ翻訳者によって行われ、その後はプロジェクトの分野での経験に応じて割り当てられたベテランのテスターによって行われます。
2.スムーズなワークフロー
ローカライズベンダーは最新の翻訳管理システムとローカライズ作業をレベルアップする手法を使用しています。 言語サービスプロバイダーに外注すると、ローカライズは便利なワークフロー管理ツールを提供するクラウドプラットフォーム上で管理されます。 ローカライズ担当者はスケジュールを設定し、チームはそれに従って作業を進めます。
また、ローカライズサービスを発注した後、ローカライズテストにも同じ翻訳者チームを使用すると時間を節約できます。 そのチームはすでに背景情報を把握しており、製品の重要な情報を知っているからです。 さらに、ローカライズ担当者はローカライズテストの優先順位と主な目的を整理するため、適切な質問を行います。そうすることで、テストに割り当てられた時間を適切に管理できます。 これは、コストを削減するのに効果的です。上述の通り、ローカライズテスターは一般的に時間ベースで支払いを受けていますので、時間を節約すると資金も節約できます。
ベテランのローカライズ担当者はさまざまな言語ペアで発生する問題を把握しており、真っ先に考慮すべき微妙な言語間の差異を見極めます。 たとえば、日本語には単語間にスペースがないという特徴があります。 英語から日本語にローカライズする際は、この事を考慮して段落や文字列に特別な注意を払う必要があります。 翻訳先言語のある側面をチェックすることを優先し、スムーズなローカライズテストのワークフローを確保するのはローカライズ担当者の役目です。
3.最小限のやりとり
さらに、発注者が自発的に関わるのは、打ち合わせとローカライズ作業を設定する初期の段階だけです。 その後はローカライズ担当者と連絡を取り合うだけで、ローカライズ担当者が他のローカライズチームメンバーとのやりとり、納期の設定、ワークフローの監視を行い、必要に応じて重大な疑問を明らかにします。
まとめ: ローカライズテストが価値ある投資である理由
人間はコミュニケーションにとって成長する社会的動物ですが、そのコミュニケーションは文化によって異なります。 製品とエンドユーザーとのコミュニケーション方法によってユーザーのロイヤルティは決まります。 ローカライズは製品でユーザーの言語を使用し、攻撃的あるいは不適切だと思われるジョークを排除し、現地のユーモアを効果的に取り入れるために不可欠なものです。 ユーザーが高品質な製品に満足して使い続けていれば、その友人にも製品を紹介するのは間違いないでしょう。
翻訳とローカライズ。どちらも同じようなものじゃないの?と混同されがちですが、両者には、大きな違いがあります。ローカライズとは何か。翻訳とどう違うのか。こうした疑問にお答えします。
ローカライズとは、ローカリゼーションの略称で、地域や国の習慣や文化を踏まえた上で、製品やサービスに変更を加えることです。英語のLocalizationを略して”L10N”などとも表記されます。
もともとは、ソフトウェアを特定の言語や文化に応じて最適化する上で使われていた言葉ですが、現在ではアプリやゲーム、Webサイト、ビジネスなど広い領域でローカライズが行われています。
似たような言葉に現地化やグローバリゼーションといった言葉があります。グローバリゼーションは、ヒトやモノ、カネ、企業などが、国境の枠組みにとらわれずに移動し活動することで、地球規模で文化や政治が発展する状況のことを指します。
一方で現地化は、多国籍企業が海外進出する際に、現地の人を採用したり、現地のやり方でビジネスを進めるといったように、現地の方法に則ることを指します。
翻訳は、言葉を別の言語へと置き換えるのに対し、ローカライズは文化や習慣を踏まえて、翻訳先の人にとってよりわかりやすい表現に置き換えてくことを指します。
両者の違いを知る上でいい例が、アメリカ英語とイギリス英語です。両者は同じ英語なので”翻訳”を必要としません。ただし、"ローカライズ”は適用可能です。例えば、アメリカでは”色”は”color”と書きますが、イギリス英語では”colour”、フライドポテトはアメリカ英語だと”french fries”なのに対し、イギリスでは”chips”という単語が一般的に使われます。
同じ英語ですが、アメリカ、イギリスそれぞれの消費者にとって自然な表現にするために、必要なのがローカライズです。
ローカライズでは言葉だけでなく、日付表記や通貨などあらゆるものを、翻訳先の国のルールや表記に合わせて置き換えます。
例えば、日本の住所表記だと、国や都道府県から始まりますが、英語では、通りや建物名から先に書くのが一般的です。また、日本ではセンチメートル表記が使われていますが、国によってはインチを使う国もあるでしょう。ネットショップでの価格の通貨や寸法を国によって、変更するのもローカライズに当てはまります。
ローカライズが置き換える一例
・タイムゾーン
・通貨
・祝日
・住所や日付の書式
・測定単位
・サービスや製品で使う色や画像
ローカライズでも、翻訳は行いますが翻訳はローカライズの一部にすぎません。たとえば、ゲームやアプリをローカライズする場合、実際に翻訳したテキストを入れ込んだローカライズ版をテストするLQAという作業も含まれます。これはその国のネイティブスピーカーが実際に使ってみて、おかしな表現はないか、使い勝手に問題がないかを確認します。
実際にサービスや企業で見られるローカライズの事例を紹介します。
ローカライズは、文字だけでなく、ロゴやWebサイトのカラーを変えることもあります。例えば、フリマアプリのメルカリ。日本のメルカリのロゴは赤がメインカラーに使われていますが、アメリカでは、「信頼性と公平性を想起させる色」として紫色が使われています。このようにそれぞれの国で好まれる色に変える作業もローカライズの一部に含まれます。
世界100カ国以上で展開するマクドナルドですが、国の文化や習慣によってメニューが大きく異なる場合があります。例えば、牛を神聖視するインドでは、牛肉ではなく鶏肉を使った「マハラジャ・マック」を販売したり、ベジタリアン向けの健康食が好まれる北欧では、肉を使わないヴィーガンバーガーを提供しています。日本の「お月見バーガー」のように、特定の国の風習を反映したメニューもあります。現地の風習や嗜好、宗教などを考慮して製品に変更を加えていくのがローカライズです。
子育て中の母親をターゲットにしたWachanga社の子育てアプリ「授乳ノート」。20ヶ国以上で展開していますが、同じアプリでも国によってアプリ内の母親や子どものイラストを変更しています。
左からヨーロッパ、日本・韓国、ブラジル向けのイラスト
各国の現地ユーザーがより親しみを持って使える仕様にすることで、アプリの使用率向上を図っていることがうかがえます。ちなみにこのイスラーム圏向けバージョンでは、お祈りの時間を知らせる独自の機能をつけています。
展開先の国のユーザーの要望に応じて、独自の機能を追加したり仕様を変更することも、ローカライズの一部と言えるでしょう。
ローカライズの大きな特徴として、テキストだけではなく時にはコードやデザインまでも変更することがあります。アラビア語は右から左へ読むので、アラビア語版のネットフリックスでは、ロゴやメニューの位置が真逆になっています。
また同じテキストでも、翻訳先言語によって原文より極端に短くなってしまったり、長くなってしまいます。テキスト長すぎるとボタンからはみ出てしまったり、逆に短すぎると余白が目立ってしまいます。
アラビア語版のボタンテキストは、英語に比べて非常に短くなっているため、ボタンの長さも合わせて短くなっています。この場合、長い訳語で置き換えれば、ボタンの長さを変えずに済ませることも可能です。ローカライズでは、最終的にインターフェイスでどのように表示されるのか、といったことも考えて訳語を決めたり、ボタンの長さを調整したりすることも含まれます。
こちらの記事では、さらに多くのローカライズ事例を紹介しています。
世界の有名企業から学ぶ!ローカリゼーションの事例10選
逆にローカライズを行わないとどうなるのか。それを教えてくれる一例があります。
プレイステーション4の人気RPGゲーム「ペルソナ5」では、登場キャラクターの靴に旭日旗が描かれていたのですが、韓国向けにローカライズする際には、旭日旗を削除しています。
しかし、韓国向けのプロモーション動画では、誤って日本版の動画が流れてしまい、靴に描かれていた「旭日旗」が韓国ユーザーの間で大きな批判を巻き起こしました。
韓国向けゲームのローカライズで注意すべき4つのこと
ローカライズを行うことは、こうした炎上や批判を避けることだけが目的ではありません。現地の人にささるローカライズコンテンツは、ユーザーの信頼やエンゲージメント率を高めるのにも重要です。
Eコマースサイトを例にあげて見ましょう。サイト全体は日本語になっていても、サポートが英語のみの対応だったり、価格が日本円ではなかったりする場合。多くの人は、「本当に信頼できるサイトなのか」と思うかもしれません。一方で、海外の企業であっても商品表記やサポートがすべて日本語で対応している場合には、より多くの人が安心してサイトで商品を購入するでしょう。
つまりローカライズは、より良い製品やコンテンツを作るのに欠かせない作業と言っても過言ではありません。ローカライズは消費者の信頼やエンゲージメント、さらに言えば収益にも影響するものなのです。
現地ユーザーに対するこうした細かやな配慮。そこにローカライズの意義があると言えます。
海外向けに商品を販売したり、海外の方向けのサービスを展開する人が、ますます多くなっていくこの頃。
どんな翻訳サービスがいいんだろう?と検索してみると、無料の翻訳アプリから、AI翻訳、クラウドソーシングなど、とにかくいろんなサービスがありすぎて、迷ってしまうかもしれません。
グーグルやエキサイト翻訳は無料だけど、クオリティが心配。一方で、翻訳会社に依頼するのもお金がかかりそうで心配・・・
そんな数ある翻訳サービスの中から、個人の方でも手軽に使える、おすすめの翻訳サービス5つを厳選して紹介します。
なぜ同じ翻訳でも料金に差が出るのか。その差は、”誰が”翻訳をしているかでおおよそ決まります。機械翻訳を使うと、人的コストがほとんどかからないので翻訳料金は安くなる傾向に。
逆に、ネイティブスピーカーや翻訳経験が豊富な翻訳者の場合だと、報酬が高くなるため、翻訳料金も高くなります。料金をチェックする場合には、誰が翻訳するのかも合わせて確認しましょう。
最近では機械翻訳も精度が上がってきていると言われています。しかし、前後の文脈を把握しなければいけない文章など、機械が苦手とする分野もあるので、テクノロジーが発達しても、人の翻訳は必要とされると思います。
翻訳先の言語を知っていれば、どんな文章でも翻訳できるというわけではありません。法律やマーケティング、医療など専門知識が必要な場合もあります。
会社やサービスによって、対応分野は異なります。翻訳を依頼する際には、自分が翻訳したいテキストの分野に対応しているかどうかもチェックしておきましょう。
ドラえもんのひみつ道具、「ほんやくこんにゃく」が会社名の由来となっているConyac。登録している世界中のフリーランス翻訳者に、翻訳を依頼できる翻訳サービスです。
料金プランは、「ライト依頼」と「スタンダード依頼」の2種類。ライト依頼は、720文字までであれば一律330円と、通常であれば4,000円近くかかる相場なを考えれば、破格の値段です。
ただし、翻訳したテキストが公開される(追加料金を支払い非公開を選択することも可能)、翻訳者のレベルは選べないというのが条件なので注意する必要があります。とにかく安くおさえたいという人向けです。
こちらの公開翻訳一覧ページで、実際の翻訳や料金をチェックすることができます。
ある程度高いクオリティを求めるなら、スタンダード依頼を選びましょう。Conyac独自のテストに合格した翻訳者が翻訳を手がけます。
料金は翻訳元言語が日中韓であれば、1文字あたり6.6円。それ以外は、1文字あたり1.65円。料金には、別途消費税が加算されます。
また、追加で別の翻訳者に翻訳のチェックを依頼することも可能です。自分で翻訳したテキストや機械翻訳による翻訳をチェックしてもらう校正サービスもあります。
シリコンバレー出身者が東京で創業した翻訳会社。人力による翻訳プラットフォームを提供しています。
Gengoの特徴は、品質や翻訳者を細かく指定することが可能な点です。日本語から英語の場合、スタンダードプランであれば、1文字あたり5円。翻訳と校正がセットになったプランでは、1文字あたり8円です。
法務、医療といった専門的な分野から一般的なコンテンツまで幅広く対応。また翻訳依頼の際には、ビジネス、カジュアル、話し言葉などといった翻訳のトーンを選択することも可能です。
依頼時には、どういう目的の文章なのかを翻訳者に伝えることができるので、自分の希望に沿った翻訳にしてもらうことができます。
翻訳といえば、単純に言語を置き換える作業だと思われがちですが、文脈や背景によって、使う言葉のチョイスも変わります。
また、依頼者にとっては分かりきった文章であっても、翻訳者には前後の文脈が分かりません。そうした場合、期待していた翻訳と違うものや誤訳が出てきてしまうこともあります。
翻訳の精度を上げるためにも、翻訳者との情報共有の機能は必須と言えるでしょう。
Alconost社が運営するセルフ翻訳プラットフォーム。翻訳者が全員、翻訳先言語を母国語とするネイティブスピーカーだという点が特徴です。
主にIT、ビジネス、ニュース、一般的なコンテンツなどに対応。1単語から依頼可能で、半数以上の翻訳が依頼から最短2時間で完了とスピーディーです。
依頼方法も、こちらのページから翻訳したいテキストをコピペで貼り付け→翻訳したい言語を選ぶ→料金を確認して支払い、と非常にシンプル。
1)翻訳したいテキストを貼り付ける
翻訳したいテキストをコピーして、ツール上に貼り付けます。翻訳の目的や希望するテキストのトーン(カジュアル、ビジネス向けなど)など翻訳者に細やかなリクエストを送ることも可能です。
2)翻訳先言語を選択
翻訳したい言語を選びます。翻訳可能な言語は70以上。また、複数言語への翻訳依頼を同時に行うことができます。
3)翻訳料金の支払い&依頼完了
翻訳先言語を選ぶと、自動で料金が計算されます。お支払いは、クレジットカード、ペイパル、銀行送金など各種支払い方法が選べます。
翻訳料金は、日本語から英語の場合、1文字あたり9円。他のサービスにに比べるとやや高めに感じるかもしれませんが、翻訳者が全員ネイティブスピーカーだという点がポイントです。
翻訳者がネイティブの場合、ネイティブが読んでも違和感がない自然な表現を使った翻訳が可能です。その点、他のサービスでは必ずしもネイティブ翻訳者が担当する訳ではありません。そのため、別のネイティブスピーカーが読んだ時に、違和感が生じる可能性もあります。
また、翻訳業界では、ネイティブスピーカーが添削、校正を行うネイティブチェックというサービスが存在します。ネイティブが翻訳した場合、わざわざネイティブにチェックしてもらわなくても、自然な翻訳に仕上がります。
国内最大級のクラウドソーシング依頼サイト。クラウドソーシングサイトの場合、基本的にはサービス登録→翻訳者探し→依頼というプロセスで、自分でフリーランスの翻訳者を探すことになります。
クラウドソーシングサイトの場合、経験は人によってまちまちのため、翻訳の質は人次第です。しかし、ランサーズでは、高い実績を誇るフリーランスが一目で分かる仕様になっており、翻訳歴10年以上の翻訳者や、韓国、中国、英語ネイティブの登録者も多くいます。
翻訳者と直接やり取りしたり、要望を伝えることができる安心感があります。
料金は、翻訳者によって異なるため、別途問い合わせが必要です。すでに決まった予算がある場合は、その予算の範囲内で翻訳してもらうこともできます。
こちらから翻訳者に依頼するだけでなく、プロジェクトを投稿して、何人かのフリーランスからの提案をもらうこともできます。翻訳プラットフォームよりも柔軟な料金体験が特徴です。
日本最大のクラウドソーシング依頼サイトということもあって、6万人近くの人が、翻訳分野のフリーランスとして登録しています。
セルフ翻訳プラットフォームと違うのは、これまでの仕事の評価や実績、得意な分野を確認しながら、翻訳者を選ぶことができる点。ただ、翻訳者を探すのに時間がかかってしまうのが難点です。
ただ、指定の翻訳者を選ぶことができるので、定期的に同じような翻訳をしたい場合、同じ翻訳者に依頼できるという安心感はあります。
また翻訳ツールだと、テキストやファイルのみの翻訳がメインとなる一方で、動画や漫画など様々なプラットフォーム翻訳に対応できる翻訳者を探せるのも便利な点です。
日本最大のスキルマーケット。イラストやビジネス代行などあらゆるジャンルで、個人のスキルを売り買いできるサービスです。
翻訳カテゴリでは、7,000件以上のサービスが販売されており、価格は1,000円〜3,000円が相場。YouTube動画や履歴書、デザインなど対応ジャンルも幅広く対応しています。言語も中国語、英語からウズベク語、ベトナム語とマイナー言語に関するサービスもあります。
ネイティブや本格的な翻訳経験を持った売り手もいる一方、全体的な傾向としては副業という位置付けで行なっているユーザーが多いため、クオリティよりもコスト重視で依頼したいという場合におすすめ。
翻訳サービスと一口に言っても、翻訳者や翻訳依頼の流れなどが、違うことが分かります。
せっかくお金を払って翻訳するのなら、高い品質の翻訳にしたい。そう思う方には、ネイティブ翻訳者によるオンライン翻訳サービスNitroがおすすめです。
翻訳サービスを見極める際には、料金だけでなく、誰が翻訳するのか、どんな分野に対応しているのかと言ったことまで、注意して選んでみてください。
ゲームやアプリを翻訳して、海外ユーザーにも広めたい。そう考えたときに、ぶつかるのがコンテンツ翻訳の問題です。
どうやって翻訳すべきか。
無料の翻訳ツールは山ほどありますし、無料といってもクオリティがかなり高い翻訳サービスもあります。
一方で企業向けの翻訳サービスを提供する会社も多くあります。無料の翻訳ツールと企業の翻訳サービスでは何が違うのか。料金はどれぐらい異なるのか。
今回は下記の通り、いくつかある翻訳方法と、それぞれでかかるコスト、メリットやデメリットについて見ていきます。
コストをかけず、手っ取り早く済むのがオンライン翻訳ツール。代表的なところでいうと、グーグル翻訳やエキサイト翻訳、DeepL翻訳などが有名です。
アプリストアの説明文やキーワードなど、簡単な単語や短いテキストであれば、こうした無料の翻訳ツールを使うのもありでしょう。DeepL翻訳は無料ながらも、Google翻訳よりもより自然な文体で訳してくれると、高精度な翻訳が評判です。
関連記事:機械翻訳の精度を検証!人間翻訳と比較してみた結果
ただし、あくまでも機械翻訳なので、日本独自のコンテキストや、前後の文脈で意味が変わってくる文章の翻訳には向いていると言えません。
また、需要が高い言語はデータが多く精度も高いですが、マイナー言語ともなると精度が落ちたり、そもそも翻訳サービス自体が提供されていない、ということもあります。
このゲームを翻訳して、より多くの人に広めたい!そうした熱い意思を持った有志が、ボランティアでゲームを翻訳してくれることもあります。Steam Translationなどが代表的でしょう。
ゲームの専門知識がある上に、ゲーム愛が強い。それにボランティアで翻訳してくれるわけですから、コストはかかりません。
ゲームに特化した質の高いアウトプットが期待できるものの、翻訳者の経験や世代によって、表現にバラつきが出たり、翻訳者間でのコミュニケーションが不十分だと、部分的には良い翻訳であっても、全体的に翻訳のバラつきが出てしまう、というマイナス面もあります。
また、ボランティアでやってもらっているので、この日までに仕上げて欲しい、ここをもっと直して欲しい、とお願いをするのもためらわれるところです。
ゲーム開発者向けに公開されている用語集シートを活用する方法もあります。20ヶ国語以上に翻訳された、ゲーム内でよく使われる用語やフレーズが、Googleドキュメント上で公開されています。
クラウドソーシングサイトなどを利用して、フリーランスの翻訳者に依頼する方法もあります。翻訳者によってもバラつきはありますが、1時間あたり800円~1,500円が相場と言えるでしょう。
日本語のサイトであればクラウドワークスやランサーズなどが王道です。英語版であれあば世界最大級のクラウドソーシングサイトUpWorkや翻訳に特化したProZといったフリーランスの翻訳者が集まるサイトがあります。
翻訳業界では1日に4,000~6,000文字ほど翻訳が可能と言われているので、少量のテキストであれば数日で完了しますし、文字数単価で見れば翻訳会社や翻訳ツールよりもずっと安く済みます。
中国語や英語といったメジャーな言語であれば翻訳者は多いのですが、ゲーム翻訳に特化した翻訳者やマイナー言語を扱う翻訳者は少ないので、翻訳者探しに時間がかかってしまうのが難点です。
また注意したいのが、本当に翻訳ができる翻訳者なのかということです。翻訳というと、言語を流暢に話せれば翻訳ができる、と考えている人も少なくありません。
しかし、翻訳は単なる言語の置き換えだけでなく、多言語を話せる以外にも、翻訳元テキストを理解する読解力、そして翻訳先言語で翻訳元のテキストの意味を損ねず、自然な形で置き換える表現力や語彙力が必要とされます。
コストを抑えて翻訳を依頼できるという点では魅力的ですが、依頼する翻訳者によっては翻訳の質にもバラつきがあり、良質な翻訳者を探す出すのが難しいという点には注意が必要です。
フリーランス翻訳者や無料の翻訳ツールの弱点を補えるのが、有料のオンライン翻訳ツールです。無料の翻訳ツールと同様に、テキストをコピー&ペーストし、言語を選択して翻訳を依頼、と翻訳プロセスは非常にシンプルです。
無料ツールと決定的に違うのが、翻訳のクオリティです。GengoやNitroといったオンライン翻訳ツールの場合、実際の翻訳者が人力で翻訳をしていきます。テキストの翻訳目的やこういう風に翻訳してほしい、といった要望を翻訳者に伝えることもできます。
人力での翻訳とはいえ、両者とも最短で2時間から遅くとも1日以内に、翻訳が完成するのでかなりスピーディーです。
オンライン翻訳サービスNitroの場合は、翻訳者が全員ネイティブスピーカーであり、質の高い翻訳が評価されています。こうしたツールの場合、1文字から利用できるので、翻訳のボリュームがそこまで多くない場合には、大いに利用できます。
翻訳料金の相場
日本語→英語:5円~/1文字
日本語→中国語(繁体字、簡体字):6円~/1文字
料金サンプル
言語ペア |
料金の目安 |
納期の目安 |
日本語→英語(1,000文字) |
約5,000円~ |
24時間以内 |
日本語→中国語(5,000文字) |
約2万円~ |
24時間以内 |
オンライン翻訳ツールを利用する場合には、特に文字数が少ない場合や、すぐに翻訳が必要といったオススメです。
翻訳といえば、一般的な翻訳会社に依頼するのが王道のように思えます。翻訳会社はごまんとありますし、ゲーム翻訳をやっていますよ~と看板を掲げる翻訳会社もあります。
翻訳者を多く抱えているので、スピーディーな納品が可能な上、品質もある程度保証されています。
注意しなければいけないのは、多くの翻訳会社は、技術文書やビジネス、論文など幅広い分野に対応している一方で、必ずしもゲーム翻訳に特化している訳ではないということです。
ゲーム翻訳の経験を持った翻訳者がいるのか、ゲームのフォーマットやインターフェイスを考慮した上で翻訳が行われるのか、といった点は事前に確認しておく必要があります。
同じ翻訳といえども、技術文書や論文の翻訳とゲームの翻訳はかなり違います。翻訳テキストをゲームに入れ込んで、きちんと表示、動作するのかといった確認も必要になりますし、ゲームのアップデートが発生した場合には、別途で翻訳が必要になります。
こうした点を考慮しておかないと、場合によってはお金をかけたのに、質の低いゲーム翻訳になってしまった!ということになりかねないので注意が必要です。
翻訳料金の相場
日本語→英語:10円~/1文字
日本語→中国語(繁体字、簡体字):11円~/1文字
料金サンプル
言語ペア |
料金の目安 |
納期の目安 |
日本語→英語(10万文字) |
約80万円~ |
18~24日 |
日本語→中国語(5万文字) |
約20万円~ |
10~15日 |
日本語→英語(1,000文字) |
約1.5万円~ |
2~3日 |
ローカライズと聞くと、あまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単にいえば、言葉を置き換えるのが翻訳だとすれば、ローカライズは翻訳先の言語の文化や慣習に考慮した上で、言葉を置き換える”より自然な翻訳”と言えます。
ローカライズ会社に依頼すると、料金面で言えば、通常の翻訳会社よりも高くつく傾向にあります。ただし、文字数によって割引を行なっている会社もあるので、サービス内容の割に、リーズナブルに翻訳を行うこともできます。
またそのサービス内容にも注目する必要があります。
多くのローカライズ会社が行うのは、単なる翻訳だけではありません。翻訳者探しや翻訳者とのやりとり、進行チェックなどを行うプロジェクトマネージャーがついたり、翻訳テキストの表示チェック、翻訳ツールを使って効率的に翻訳を行ったりするなど、プラスαのサービスが含まれます。
テキスト翻訳だけでなく、デザインや動画、画像、音声なども、翻訳先の言語に合わせて、吹き替えなどを行うローカライズサービスもあります。
ローカライズ会社であるAlconostは、ゲームやアプリのローカライズに特化したローカライズを提供している会社です。
ゲームやアプリ翻訳経験が豊富なプロの翻訳者が所属しているのはもちろんのこと、アップデート時に発生する、追加の翻訳をツール上で自動で行うといった、継続的ローカライズサービスを提供しています。
ゲームやアプリ、Webサイトは頻繁にコンテンツのアップデートが発生するため、こうしたアップデートに伴う追加の翻訳を手間をかけずに行うようなプロセス設計を行なっています。
こうした従来にはない、継続的ローカライズサービスの提供により、世界中の若者の間で人気を誇るTik Tokや開発者向けプラットフォームGitHubなどでも利用されています。
翻訳料金の相場
日本語→英語:11円~/1文字
日本語→中国語(繁体字、簡体字):12円~/1文字
料金サンプル
言語ペア |
料金の目安 |
納期の目安 |
日本語→英語(10万文字) |
約110万円~ |
1ヶ月~ |
日本語→中国語(5万文字) |
約45万円~ |
15~25日 |
日本語→英語(1,000文字) |
約2万円~ |
3~5日 |
以上の料金は、シンプルに文字数×文字単価で計算したものです。翻訳会社と同様、多くのローカライズの会社では、文字数などによって割引を適応しているので、実際の料金は上記よりも10~30%ほど安くなる場合もあります。
結局、どの翻訳方法が良いのか?それは、ゲームのコンテンツ内容や予算にもよります。言語にそこまで頼らずとも感覚的にプレイできるゲームであれば、無料翻訳ツールでも十分でしょう。
またゲームをリリースしたばかりで、今後アップデートを重ねていくという段階であれば、有料ツールで、翻訳の質を確保しつつもコストを抑えて、試験的に運用してみるということもできます。
ゲームコンテンツが充実しており、がっつりとローカライズしたいというのであれば、ローカライズ会社に依頼してみるのもありでしょう。いずれにしろ、自身のゲーム内容やコンテンツ成熟度をもとに、適切な翻訳方法を選ぶことが重要です。
機械翻訳で翻訳したテキストをネイティブ視点でチェックして欲しい、現状の翻訳プロセスを効率化させたい、など翻訳やローカライズに関するご相談も承っております。以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
2023年春号の『通訳・翻訳ジャーナル』にて、弊社のインタビュー記事が掲載されました。「エージェントを探せ」というコーナーで、「翻訳対象分野を横断した多言語展開を総合的にサポートする先進的なローカライズ翻訳会社」として紹介されています。
『通訳・翻訳ジャーナル』は、通訳と翻訳に関する情報を扱う国内唯一の定期媒体です。お見かけした際は、是非お手にとってご覧下さい。雑誌の詳細は通訳翻訳Webの公式サイトでご覧いただけます。
お客様:株式会社 CharacterBank
言語:日本語→英語
サービス内容:ゲームUIテキストのローカライズ、VRデバイスでのLQA
短期でゲームを英語にローカライズし、画面上での翻訳テキストの見栄えを確認するLQAをVRデバイス上で行う必要がありました。
翻訳管理ツールを活用し、ツール上で翻訳作業から校正を行うことで、ファイルの送付や翻訳者とのやり取りにかかる時間を大幅に削減。またVRデバイス上のLQA実施にあたっては、通常のツールでは機能しないため、LQAチームによる試行錯誤の上、代替案を提案しLQAを実施しました。
「RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~」について
VR、魔法、アクションの要素が詰まったRPGゲームです。舞台は街の中央に大きな遺跡が構える『遺跡都市グランアムニス』。新人魔法使いとして、研究機関エニグマの新人研究員アイリスと共に、遺跡の謎解明を目指します。
公式サイト:https://character-bank.com/ruinsmagus/
関連事例
・100万DLの人気ゲームアプリ「ミニミニ農園」を9ヶ国語に多言語化
・VRゲーム「ルインズメイガス」を英語にローカライズ
2022年12月6日に発表された、優れたB2B企業を選出する「Clutchリーダーアワード」において、Alconostが「優れたB2B企業翻訳部門:第2位」に選出されました
この評価は、IT、マーケティング、ビジネスサービスなどB2B向けのレビューサイトであるCluthに寄せられたレビューや、サービス、事例などを包括的に評価したものです。
弊社は、2019年よりこの「Clutchリーダーアワード」に、3年連続でランクインしています。
「Clutchリーダーアワード」ランキングレポート2022年12月
今後も高い品質ローカライズサービスを提供するとともに、様々な翻訳の課題やニーズに応えるため包括的なローカライゼーションソリューションも提供してきます。
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