海外向けに商品を販売したり、海外の方向けのサービスを展開する人が、ますます多くなっていくこの頃。
どんな翻訳サービスがいいんだろう?と検索してみると、無料の翻訳アプリから、AI翻訳、クラウドソーシングなど、とにかくいろんなサービスがありすぎて、迷ってしまうかもしれません。
グーグルやエキサイト翻訳は無料だけど、クオリティが心配。一方で、翻訳会社に依頼するのもお金がかかりそうで心配・・・
そんな数ある翻訳サービスの中から、個人の方でも手軽に使える、おすすめの翻訳サービス5つを厳選して紹介します。
なぜ同じ翻訳でも料金に差が出るのか。その差は、”誰が”翻訳をしているかでおおよそ決まります。機械翻訳を使うと、人的コストがほとんどかからないので翻訳料金は安くなる傾向に。
逆に、ネイティブスピーカーや翻訳経験が豊富な翻訳者の場合だと、報酬が高くなるため、翻訳料金も高くなります。料金をチェックする場合には、誰が翻訳するのかも合わせて確認しましょう。
最近では機械翻訳も精度が上がってきていると言われています。しかし、前後の文脈を把握しなければいけない文章など、機械が苦手とする分野もあるので、テクノロジーが発達しても、人の翻訳は必要とされると思います。
翻訳先の言語を知っていれば、どんな文章でも翻訳できるというわけではありません。法律やマーケティング、医療など専門知識が必要な場合もあります。
会社やサービスによって、対応分野は異なります。翻訳を依頼する際には、自分が翻訳したいテキストの分野に対応しているかどうかもチェックしておきましょう。
ドラえもんのひみつ道具、「ほんやくこんにゃく」が会社名の由来となっているConyac。登録している世界中のフリーランス翻訳者に、翻訳を依頼できる翻訳サービスです。
料金プランは、「ライト依頼」と「スタンダード依頼」の2種類。ライト依頼は、720文字までであれば一律330円と、通常であれば4,000円近くかかる相場なを考えれば、破格の値段です。
ただし、翻訳したテキストが公開される(追加料金を支払い非公開を選択することも可能)、翻訳者のレベルは選べないというのが条件なので注意する必要があります。とにかく安くおさえたいという人向けです。
こちらの公開翻訳一覧ページで、実際の翻訳や料金をチェックすることができます。
ある程度高いクオリティを求めるなら、スタンダード依頼を選びましょう。Conyac独自のテストに合格した翻訳者が翻訳を手がけます。
料金は翻訳元言語が日中韓であれば、1文字あたり6.6円。それ以外は、1文字あたり1.65円。料金には、別途消費税が加算されます。
また、追加で別の翻訳者に翻訳のチェックを依頼することも可能です。自分で翻訳したテキストや機械翻訳による翻訳をチェックしてもらう校正サービスもあります。
シリコンバレー出身者が東京で創業した翻訳会社。人力による翻訳プラットフォームを提供しています。
Gengoの特徴は、品質や翻訳者を細かく指定することが可能な点です。日本語から英語の場合、スタンダードプランであれば、1文字あたり5円。翻訳と校正がセットになったプランでは、1文字あたり8円です。
法務、医療といった専門的な分野から一般的なコンテンツまで幅広く対応。また翻訳依頼の際には、ビジネス、カジュアル、話し言葉などといった翻訳のトーンを選択することも可能です。
依頼時には、どういう目的の文章なのかを翻訳者に伝えることができるので、自分の希望に沿った翻訳にしてもらうことができます。
翻訳といえば、単純に言語を置き換える作業だと思われがちですが、文脈や背景によって、使う言葉のチョイスも変わります。
また、依頼者にとっては分かりきった文章であっても、翻訳者には前後の文脈が分かりません。そうした場合、期待していた翻訳と違うものや誤訳が出てきてしまうこともあります。
翻訳の精度を上げるためにも、翻訳者との情報共有の機能は必須と言えるでしょう。
Alconost社が運営するセルフ翻訳プラットフォーム。翻訳者が全員、翻訳先言語を母国語とするネイティブスピーカーだという点が特徴です。
主にIT、ビジネス、ニュース、一般的なコンテンツなどに対応。1単語から依頼可能で、半数以上の翻訳が依頼から最短2時間で完了とスピーディーです。
依頼方法も、こちらのページから翻訳したいテキストをコピペで貼り付け→翻訳したい言語を選ぶ→料金を確認して支払い、と非常にシンプル。
1)翻訳したいテキストを貼り付ける
翻訳したいテキストをコピーして、ツール上に貼り付けます。翻訳の目的や希望するテキストのトーン(カジュアル、ビジネス向けなど)など翻訳者に細やかなリクエストを送ることも可能です。
2)翻訳先言語を選択
翻訳したい言語を選びます。翻訳可能な言語は70以上。また、複数言語への翻訳依頼を同時に行うことができます。
3)翻訳料金の支払い&依頼完了
翻訳先言語を選ぶと、自動で料金が計算されます。お支払いは、クレジットカード、ペイパル、銀行送金など各種支払い方法が選べます。
翻訳料金は、日本語から英語の場合、1文字あたり9円。他のサービスにに比べるとやや高めに感じるかもしれませんが、翻訳者が全員ネイティブスピーカーだという点がポイントです。
翻訳者がネイティブの場合、ネイティブが読んでも違和感がない自然な表現を使った翻訳が可能です。その点、他のサービスでは必ずしもネイティブ翻訳者が担当する訳ではありません。そのため、別のネイティブスピーカーが読んだ時に、違和感が生じる可能性もあります。
また、翻訳業界では、ネイティブスピーカーが添削、校正を行うネイティブチェックというサービスが存在します。ネイティブが翻訳した場合、わざわざネイティブにチェックしてもらわなくても、自然な翻訳に仕上がります。
国内最大級のクラウドソーシング依頼サイト。クラウドソーシングサイトの場合、基本的にはサービス登録→翻訳者探し→依頼というプロセスで、自分でフリーランスの翻訳者を探すことになります。
クラウドソーシングサイトの場合、経験は人によってまちまちのため、翻訳の質は人次第です。しかし、ランサーズでは、高い実績を誇るフリーランスが一目で分かる仕様になっており、翻訳歴10年以上の翻訳者や、韓国、中国、英語ネイティブの登録者も多くいます。
翻訳者と直接やり取りしたり、要望を伝えることができる安心感があります。
料金は、翻訳者によって異なるため、別途問い合わせが必要です。すでに決まった予算がある場合は、その予算の範囲内で翻訳してもらうこともできます。
こちらから翻訳者に依頼するだけでなく、プロジェクトを投稿して、何人かのフリーランスからの提案をもらうこともできます。翻訳プラットフォームよりも柔軟な料金体験が特徴です。
日本最大のクラウドソーシング依頼サイトということもあって、6万人近くの人が、翻訳分野のフリーランスとして登録しています。
セルフ翻訳プラットフォームと違うのは、これまでの仕事の評価や実績、得意な分野を確認しながら、翻訳者を選ぶことができる点。ただ、翻訳者を探すのに時間がかかってしまうのが難点です。
ただ、指定の翻訳者を選ぶことができるので、定期的に同じような翻訳をしたい場合、同じ翻訳者に依頼できるという安心感はあります。
また翻訳ツールだと、テキストやファイルのみの翻訳がメインとなる一方で、動画や漫画など様々なプラットフォーム翻訳に対応できる翻訳者を探せるのも便利な点です。
日本最大のスキルマーケット。イラストやビジネス代行などあらゆるジャンルで、個人のスキルを売り買いできるサービスです。
翻訳カテゴリでは、7,000件以上のサービスが販売されており、価格は1,000円〜3,000円が相場。YouTube動画や履歴書、デザインなど対応ジャンルも幅広く対応しています。言語も中国語、英語からウズベク語、ベトナム語とマイナー言語に関するサービスもあります。
ネイティブや本格的な翻訳経験を持った売り手もいる一方、全体的な傾向としては副業という位置付けで行なっているユーザーが多いため、クオリティよりもコスト重視で依頼したいという場合におすすめ。
翻訳サービスと一口に言っても、翻訳者や翻訳依頼の流れなどが、違うことが分かります。
せっかくお金を払って翻訳するのなら、高い品質の翻訳にしたい。そう思う方には、ネイティブ翻訳者によるオンライン翻訳サービスNitroがおすすめです。
翻訳サービスを見極める際には、料金だけでなく、誰が翻訳するのか、どんな分野に対応しているのかと言ったことまで、注意して選んでみてください。
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