Cintapuntoは、ウクライナで創業された会社です。同社では、祭りや展示会、イベント向けのノベルティグッズや記念品を製造、販売を行なっており、自社でEコマースサイトを運営しています。
CintapuntoのCEOであるアンドリー・ビチコフスキー氏は、2010年からeBayでヨーロッパ向けのテスト販売を開始しました。
Cintapunto社のEコマースサイト
当時は、ヨーロッパに支社や実店舗がなかったために苦戦を強いられました。特にヨーロッパの消費者は、自分の居住国に会社があることを重視する傾向が強かったからです。
そこで同社は、2013年にポーランドに会社を設立し、ヨーロッパ市場への参入を開始しました。しかし、会社を設立したものの、ポーランドでの売上拡大やそのほかヨーロッパ諸国への展開には、かなりの時間を要しました。
Cintapuntoは主な販売チャネルとして、自社のEコマースサイト、そしてAmazonやeBayなどの外部サイトなども利用しています。
ヨーロッパ諸国へ展開にするに当たってまず考えたのが、自社サイトの翻訳です。
進出先の1つであるドイツでは、比較的英語が通じるイメージですが、やはり母国でサイトが表示されていることや、母国語でサポートのやりとりができる安心感というのは、実店舗がないビジネスゆえに重要になってきます。
また翻訳する際に重視したのが、現地の人にとってより自然な表現を使うことでした。Eコマースというビジネス上、単純な語句からなる商品名や商品説明文などは、それほど翻訳の質にこだわる必要はないと思われるかもしれません。
しかし、やはりサイト全体で一部でも不自然な翻訳があれば、「このサイトは本当に信頼できるのか」という不信感をユーザーに与えかねません。そこで、同社が利用したのが、ネイティブのプロ翻訳者がオンラインツール上で翻訳してくれるオンライン翻訳サービス「Nitro」でした。
また、サイトへの集客に必要な広告文も、Nitroを使って5ヶ国語へと訳しています。さらに、自社サイトではユーザーの質問やお困りごとに対応するための、サポートチャットボットを設置していますが、こちらもあらかじめテンプレートを翻訳しておき、ユーザーが母国語でサポートを受けられるようにしています。
Amazonへの出店の際にも、Nitroを利用し商品名や説明書きを翻訳しています。特にAmazonの場合には、Amazon内でどれだけユーザーに検索されるのかというSEOにも注力しています。あらかじめ、対象となるキーワードを決めておき、Nitroで翻訳を依頼する際には翻訳者にそのキーワードを含めてもらうようにしています。
長らく時間はかかりましたが、こうした小さな積み重ねにより、2017年にはイギリス、ドイツ、イタリアなどを含むヨーロッパの7ヶ国で売上を増やすことに成功しました。
「翻訳というのは、ただ行えばいいというものではなく、その質が重視されるべきです。ネイティブによる自然な翻訳は、現地ユーザーの信頼を得るためのコンテンツ作りには欠かせません。Nitroがネイティブスピーカーのみを採用しているという点を高く評価しています」
Cintapunto、CEO
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